バストのサイズが気になっている人にとって、「豊胸」はとても魅力的な響きをもって聞こえる魔法のことばであるかもしれません。そこでここでは、豊胸について、この施術が最も発達している国はどこなのか、その国ではどの程度、豊胸が受け入れられているのかについてお伝えしていきたいと思います。
日本において、豊胸に関してまずはごく基本的なことをお伝えしましょう。それは豊胸をする際に使用する「バッグ」についてです。豊胸に用いるシリコンバッグの中で人気の高いものに「ラウンド型」と呼ばれるタイプのものがあります。このタイプのバッグのメリットは、豊胸をしたバストは通常、どうしても固い触り心地で立体的な形状になりがちなのですが、ラウンド型のバッグなら、寝た体勢のときでもバストが横に広がるため、見た目が自然な印象になります。
ラウンド型の他のタイプには「アナトミカル型」と呼ばれるシリコンバッグがあります。このタイプのシリコンバッグは涙型とも呼ばれ、下面が丸いカーブを描き、上の方がすぼまっている形状です。このバッグを使用した豊胸では、バストの下側の方に豊かなボリュームが出るようになっています。日本ではこのアナトミカル型のバッグを使用して豊胸を受ける人が多いのですが、それは日本人の体型が、バスト部分において上半分にはボリュームがあまりないという方が多いので、そういった体型の人に最も適したバッグがアナトミカル型のバッグということです。
ところでこのコラムの本旨ですが、「豊胸の先進国」についてそろそろお伝えしておきましょう。それはフランスです。フランスでは豊胸のための施術がたくさんあります。それは、フランス人の価値観が多種多様であるために、豊胸ひとつとってもどういった状態のバストがベストなのかという基準がないためです。いろいろなサイズと固さへの要望を叶えるためにフランスでは豊胸のための施術の種類がとても多くなっています。
それはシリコンバッグについても同様で、いろいろな種類のシリコンバッグがあるわけですが、そのバッグの表面についても、スムースタイプ、テクスチャータイプの2種類を筆頭に、そのほか様々なタイプのシリコンバッグがあります。豊胸に対する熱意は日本人も高いと思いますが、フランス人は「美」そのものに対する熱意が強いと言えそうです。